「四季シリーズ」順番・あらすじについて|全4作

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森博嗣(もり・ひろし)さんの「四季シリーズ」の読む順番やあらすじをまとめました!

四季シリーズ

「四季シリーズ」は、刊行順において第3のシリーズとなります。

シリーズ名は、最初のシリーズである「S&Mシリーズ」に登場する「真賀田四季」の名前からとられています。英題では The Four Seasons 。

「S&Mシリーズ」(全10冊)と「Vシリーズ」(全10冊)のつながりが明かされることであります。両シリーズの登場人物の人間関係が明らかにされるため、両シリーズ読了後の方がより楽しめます。

ネタバレは含みませんので、未読の方も安心してご覧ください。

森博嗣(もり・ひろし)さん

森博嗣(もり・ひろし)さん ローマ字表記は「MORI Hiroshi」

1957年愛知県生まれ

工学博士でありながら、小説家、随筆家、同人作家でもあるという珍しい経歴の持ち主です。国立大学工学部で助教授として研究するかたわら、趣味の模型製作の資金調達を兼ねて、小説を書き始めた。

『すべてがFになる』は、第1回メフィスト賞の受賞作であり、2015年にはアニメ化もされていることから、森博嗣の代表作として広く知られています。

森博嗣(もり・ひろし)さんのホームページ☛ 森博嗣の浮遊工作室

四季シリーズの読む順番とあらすじ

出版順にまとめたました。読む順番は、シンプルに春→夏→秋→冬。

Noタイトル出版年月(文庫)出版あらすじ
1四季 春 The Four Seasons Green Spring2006/11講談社文庫あらすじ
2四季 夏 The Four Seasons Red Summer2006/11講談社文庫あらすじ
3四季 秋 The Four Seasons White Autumn2006/12講談社文庫あらすじ
4四季 冬 The Four Seasons Black Winter2006/12講談社文庫あらすじ
四季 春 The Four Seasons Green Spring

天才科学者・真賀田四季。彼女は五歳になるまでに語学を、六歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。圧倒的人気の四部作、第一弾。

四季 夏 The Four Seasons Red Summer

13歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは? 孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第2弾。

四季 秋 The Four Seasons White Autumn

妃真加(ひまか)島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった……。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、2人は今一度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第3弾。

四季 冬 The Four Seasons Black Winter

「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の1つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、4部作完結編。

メディア化

マンガ

森博嗣『すべてがFになる』の大人気キャラクタ・真賀田四季の過去を小説『四季 春』『四季 夏』をベースに新鋭・猫目トーチカが大胆コミカライズ!だれもが魅入られ、怖れすら抱く少女、天才科学者・真賀田四季。彼女は内なる人格・キシオと共に捜していた異母兄・其志雄を、叔父の病院で見つけ出す。二人の出会いが、四季にもたらすものとは?十四歳で両親を殺した少女の過去に秘められた、孤独と恋。

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