森博嗣(もり・ひろし)さんの「Xシリーズ」の読む順番やあらすじをまとめました!
Xシリーズ
森博嗣による推理小説の一シリーズである。シリーズの名前は各作品タイトルの真中に「×」があることからつけられています。
時系列は「Gシリーズ」の『ηなのに夢のよう』の後になります。「S&Mシリーズ」、「Gシリーズ」から西之園萌絵(にしのその・もえ)や加部谷恵美(かべや・めぐみ)も登場。します。事前に読んどくとより楽しめます。
東京の美術品鑑定と探偵業を生業とする椙田事務所、改め、SYアート&リサーチの従業員たちが関わった事件の謎を追っていきます。
森博嗣(もり・ひろし)さん
森博嗣(もり・ひろし)さん ローマ字表記は「MORI Hiroshi」
1957年愛知県生まれ
工学博士でありながら、小説家、随筆家、同人作家でもあるという珍しい経歴の持ち主です。国立大学工学部で助教授として研究するかたわら、趣味の模型製作の資金調達を兼ねて、小説を書き始めた。
『すべてがFになる』は、第1回メフィスト賞の受賞作であり、2015年にはアニメ化もされていることから、森博嗣の代表作として広く知られています。
森博嗣(もり・ひろし)さんのホームページ☛ 森博嗣の浮遊工作室
Xシリーズの読む順番とあらすじ
出版順にまとめたので、上から読んでいけばストーリーの時系列に沿って読み進めることができます。
No | タイトル | 出版年月 | 出版年月(文庫) | あらすじ |
---|---|---|---|---|
1 | イナイ×イナイ PEEKABOO | 2007/5 | 2010/9 | あらすじ |
2 | キラレ×キラレ CUTTHROAT | 2007/9 | 2011/3 | あらすじ |
3 | タカイ×タカイ CRUCIFIXION | 2008/1 | 2012/3 | あらすじ |
4 | ムカシ×ムカシ REMINISCENCE | 2014/6 | 2017/4 | あらすじ |
5 | サイタ×サイタ EXPLOSIVE | 2014/11 | 2017/9 | あらすじ |
6 | ダマシ×ダマシ SWINDLER | 2017/5 | 2020/5 | あらすじ |
イナイ×イナイ PEEKABOO
Xシリーズ、待望の開幕! 行方の知れない兄と、凄絶なまでに美しい双子、そして後妻。周囲から時間が消えたような屋敷に今、血腥い風が吹く。黒髪の佳人、佐竹千鶴は椙田探偵事務所を訪れて、こう切り出した。「私の兄を捜していただきたいのです」。双子の妹、千春とともに都心の広大な旧家に暮らすが、兄の鎮夫は母屋の地下牢に幽閉されているのだという。椙田の助手、小川と真鍋が調査に向かうが、謎は深まるばかり――。
キラレ×キラレ CUTTHROAT
切り裂き魔は、誰? 身動きできない電車の中、息を潜める変質者。ぎゅうぎゅう詰めが怖い、刃物が怖い。満員電車の中、三十代の女性がナイフのようなもので切りつけられる事件が立て続けに起こった。探偵・鷹知祐一朗から捜査協力の依頼を受けた小川と真鍋は、一見無関係と思われた被害者たち全員に共通する、ある事実を突き止める。その矢先に新たな事件が起こり、意外な展開を見せるが……。Xシリーズ第2弾!
タカイ×タカイ CRUCIFIXION
「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約15メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャーだった。事件関係者の調査依頼を受けた《探偵》鷹知祐一郎は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。絶好調シリーズ第3弾!
ムカシ×ムカシ REMINISCENCE
東京近郊に広大な敷地を持つ百目鬼家は、大正期の女流作家、百目一葉を世に出した旧家。その息子夫妻が屋敷内で刺殺され、遺産の整理と鑑定を請け負ったSYアート&リサーチの小川と真鍋、アルバイトの永田は新たな殺人に遭遇する。古い河童の絵と謎めいた文の意味するものは。Xシリーズ、待望の第4作!
サイタ×サイタ EXPLOSIVE
匿名の依頼を受け、ある男の尾行を始めたSYアート&リサーチの小川と真鍋。男は毎日何時間も映画館を見張っていた。単調な仕事かと思われた頃、ニュースを騒がせている連続爆発事件にアルバイトの永田が遭遇。そして殺人事件が――。依頼人は誰か、目的は。連続爆弾魔との関係は。緊張感に痺れるXシリーズ第五弾!
ダマシ×ダマシ SWINDLER
結婚をしたはずの男がいない。婚姻届は出されておらず預金も消えていたが、とにかく、もう一度会いたい――。依頼を受けた小川令子は男が結婚詐欺の常習犯だと突き止めるが、事件は殺人に発展する。一方、小川の事務所の謎めいた所長・椙田は、ある大きな決断を。